インタビュー

2018.10.25

【兵庫・篠山】黒豆が有名なこの土地で、新卒農家がカボチャ作りに挑戦する理由とは!?

 


 

次世代型コミュニティメディア『楽しく暮らして悪いのか』

理想の暮らしのために挑戦する

若者たちのアツい想いを世の中に伝えるべく

タノクラ編集部がついに動き始めた!!

 


 

 

 

フジコ

ごきげんよう。編集長のフジコ(@hujiko_kurafec)よ。

どこかにアツい生き方をしている若者はいないかしら〜? うふふ❤️

カッパ澤

おす、おっす!!ごきげんよっス!!

編集チョォォ!!今日もお美しいっスネェ!!

もちろん、このカッパ澤(@kapazawa)が見つけてきてるっスヨ!

フジコ
さすがカッパ澤だわ〜❤️ チュッチュ❤️
カッパ澤
チョォォ! 編集チョォォォ!!
自分、頑張るっスゥ!!!
早速、取材に行ってくるっスゥゥ!!🔥🔥
フジコ
うふふ❤️ (ほんと単純なオカッパ頭だわ)

 

 

 


兵庫県篠山市


 

ミーンミンミンミンミンミーーーーーーーー

 

篠山の美しい田園風景

 

カッパ澤

ほぉ〜! 良い空気っすネェ〜!

今日はアツい若者がいると聞いて兵庫県篠山市に来たっス!

田んぼしかないっスネ〜

 

 

 

ブゥゥーーーーーーーン

 


軽トラの中から爽やかな笑顔を振りまく若者

 

大坂さん

どうも!カッパ澤さん、こんにちは!

カッパ澤
こんちはっス!ちょー爽やかな登場!
軽トラ男子はかっこいいっスネェ〜

 カッパ澤が出会った若者

大坂宇津実

93年生まれ。大阪市出身。神戸大学農学部卒。野菜を愛するがあまり大学を中退してしまった25歳。大学在学時に篠山での農業に惚れ込み、2017年に新規就農者として農業の世界に飛び込む。大変さも吹き飛ぶほど農業は楽しい、そんな中で生まれる野菜を届けたい。そんな純粋な気持ちから、「どろんこやさい」を設立し、毎日畑にくりだす生活を送っている。

 

 

大坂さん

今日は珍しいメディアに取材して頂けるみたいで嬉しいです。

よろしくお願いしますね

カッパ澤
いろいろとお話を聞かせてもらうっスー!

この記事の目次

野菜の気持ちにとことん寄り添った「どろんこやさい」

どろんこやさい の農場をまぶしい笑顔で案内してくれる

カッパ澤
まず、今のお仕事について聞きたいっス

大坂さん

約2年前に大学院を中退する決意をし、新規就農者として篠山に移住しました。

農家さんのもとで研修生として働くのが一般的なんですが、僕の場合は「どろんこやさい」という名前で事業を立ち上げました。

就農2年目で、畑で大好きな野菜たちと触れ合う毎日を送っています!

 

カッパ澤
野菜を作る上でなにかこだわりとかあるっすか?

大坂さん

篠山は粘土質が強い良質な土があるので、土がもつ本来の力を活かして、農薬・化学肥料は一切使わない自然由来の有機肥料でつくる無農薬の有機農業にこだわっています。

 

カッパ澤
そういえば、兵庫県丹波篠山って全国的にも黒豆で有名っスよね。

どろんこやさいでも作ってるっスか?

丹波篠山ブランドの黒豆は結構高く売れるらしい

大坂さん

もちろん!この後ろにあるのが全部黒豆です。

篠山の黒豆はほんと美味しいですよ〜。

豆類は結構強くて育てるのも楽なので、カッパ澤さんも農業するなら黒豆とかいいかもしれないですね。

カッパ澤
太陽の下でどろんこになりながら毎日農業をする暮らしに憧れるっス〜!

そういえば「どろんこやさい」って名前には、どんな意味があるっスか?

大坂さん

僕、ほんとうに野菜が大好きなんですよ。

野菜の気持ちに限りなく寄り添った結果、この名前になりました。


篠山の特産、黒豆の脇芽を丁寧に摘みながら語る

カッパ澤
というと?

大坂さん

土って、野菜にとってはお母さんのような存在で、どろんこのままが一番ストレスが少ない状態なんです。

どろんこのまま土を活かし“鮮度のいい最高の野菜を食卓に届けることにこだわりたい”という想いを込めて

「どろんこやさい」という名前にしました。

カッパ澤
そのアツい想い、格好いいっス!!

大坂さん

ありがとうございます。

あと、就農したての頃はお金も農地もなかったので、生活費を稼ぐために早朝から新聞配達のアルバイトもしながら農業をしてたんですよね
必死に汗水流して、どろくさく頑張ってきたっていう想いもありますね。

カッパ澤
めちゃくちゃ、泣けるっスゥねぇ・・・・

そのどろんこやさいへのアツい想いやこだわりはどうやってお客さんに伝えてるっスか?

大坂さん

SNSでの発信はコツコツ頑張っていて、誰がどんな想いで野菜を作ってるのかも一緒に届けるようにしています。
全国にいるInstagramのフォロワーさんから注文が来ることもありますよ

 

 

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【どろんこやさい】どろんこやさいイチオシの「バターナッツかぼちゃ🎃」 * 濃厚できめ細かい肉質で、スープやスイーツなどなど色んな用途に使えます🎵いっしょに写っているのはたまたま見つけたハート型の赤ジャガイモです✨とっても可愛い組み合わせですね☺️! * * お野菜の購入はプロフィールのURLからどうぞ😊! * * * * * * * * * * * #畑 #農業 #田舎 #自然 #農家 #農業男子 #野菜 #兵庫 #篠山 #丹波篠山 #どろんこやさい #無農薬野菜 #無農薬栽培 #有機野菜 #有機農業 #オーガニック #安心安全 #やさいたっぷり #やさいいっぱい #野菜生活 #野菜サラダ #野菜料理 #野菜通販 #野菜宅配 #お試し #野菜セット #定期販売 #ネット販売 #農業体験

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カッパ澤
フォロワー8000人越え! すごい!!
こういうSNSを使った売り方は若者ならでは。素敵っス。
みんな絶対にフォローするっス!!

どろんこやさいのInstagram
どろんこやさいのTwitter
大坂さんのTwitter

篠山という地域との出会い

弾ける笑顔で美味しいトマトを食べさせようとしている

 

カッパ澤
在学中は農学部で学んでたそうですが

やっぱり昔から農業に興味があったんス?

 

大坂さん

いや、それがそうでもなくって笑

僕、菓子パンがめっちゃ好きだったんですよ。おいしいんで。

パンは食べ物。食べ物なら農学部に入っとけば近いんじゃないかな〜って

同じ理系でも工学とかより農学の方があったかいイメージだし

そんな感じでした笑

 

カッパ澤
菓子パンが好きって理由で神戸大の農学部に入ったんスネ!

 

大坂さん

ざっくり言うと、そうなりますね!あはは笑

 

カッパ澤
この地域に関わるようになった理由はなんでス?

 

大坂さん

篠山との出会いは大学2年生の授業。

地域に神戸大学のフィールドステーション(地域連携機関)があって、現場視点で農業と農村の持続可能性について考えるような活動をしていました。

 

カッパ澤
フィールドワークの授業はおもしろそうっスね〜

大坂さん

ほんと地域で活動するのが楽しかった。

せっかく地域の人々との関係ができたので、もっと継続して関わり続けたいと想って「にしき恋」という学生団体を立ち上げました。

この団体では農業ボランティア・農産物の生産と販売・地域行事の参加もしていて、より本格的に篠山の人々や農家さんたちと関わるようになりましたね。

 

学生団体「にしき恋」と地域の人々が関わる様子 (引用:にしき恋

 

カッパ澤
大坂さんみたいな爽やかで明るい若者が来てくれると地域も大喜びっスね!

 

大坂さん

地域の方々は本当に喜んでくれてましたし、とても親切にしてくれました。

野菜づくりの知識も、地域の農家さんからたくさん学ばせて頂きましたね。

今でこそ、たくさんの野菜をつくれるようになりましたけど

当時は白菜・キャベツ・レタスの違いもわからないくらいのど素人だったんですよ!笑

カッパ澤
(白菜とキャベツとレタスの違いくらい、自分にも分かるっス・・・)

 

大坂さん

あっははは!あははは!あっは!

愛する黒豆に囲まれながら大笑いをしている

カッパ澤
でも神戸の大学にも通いながら、篠山でそんなに農業の勉強ができるもんなんっスか?

大坂さん

良い質問ですね!そこが篠山の可能性を感じるところ!

実は篠山って、神戸市街からも京都市からも車で1時間程度でこれちゃうんです。

実際に、県外から丹波篠山にお店を出す人達は多いのがその証拠で、結構しっかりした民泊旅館も多いんですよ

カッパ澤
都会からアクセスの良い田舎は、色んな事ができそうでワクワクするっス

大坂さん

アクセスが良いおかげで、毎週篠山で活動するような学生生活を約1年間続けることができました。

この1年で農業にどっぷり魅了されましたね。

カッパ澤
その経験が今の「どろんこやさい」を作ってるんスね。

大坂さん

はい。ただ自分自身は農業の魅力を感じつつも

農家さんは引退していく一方で、若者は農業を継がずどんどん農村から出ていく

衰退していく農村の状況に寂しさを感じていました。

カッパ澤
そうっスね。これは全国の農村が抱える大きな問題っス

大坂さん

状況が深刻でも、何かできることがあると思っています。

汗を流しながら農作業をした後に食べる採れたての野菜の美味しさ、あの時の感動はきっと今も昔も変わらないものですし、絶対に伝えていきたいものです。

それなら、僕が野菜をつくって、たくさんの人にその想いを届けたい。

食のあるべき姿を伝えていきたい。

そんな想いで、農業をすることを決めました。

 

「土から口まで届けたい」農と食が繋がる場づくりへ

どろんこやさいの未来をみつめる様子

カッパ澤
今までのお話を聞いて、なぜ農業を始めたのか、そこにかける熱い想いがとても伝わってきたっス。
これから「どろんこやさい」がやっていきたい事はなにっス?
大坂さん

やっぱり農家として野菜をつくるだけじゃなく、野菜が自分の想いとともに、お客さんの口に入るまで見届けたい。

だから、ゆくゆくはとれたての野菜をすぐに調理して美味しく食べられるファームレストランみたいな場づくりをしたいです。

カッパ澤
今までのお話を聞いて、野菜ができるまでの過程や農家さんの人柄と想い、そういった部分に本質的なモノの価値があると強く思ったス。

その価値を理解して、農家さんの想いも一緒に食べた方が絶対に美味いっス。

でも、スーパーに並んでいる食材たちを買うだけでは、消費者にそこが見えないんス。

その見えない部分を伝えていくことが本当の「食育」だと思うっス。

ぜひ『土から口までしっかり届ける』ような場を実現して欲しいっス。

大坂さん

まさに。土から口までデザインし、農と食が繋がる場づくりに魅力を感じます。

カッパ澤さん、結構良いこと言いますね笑

実は在学中に夏休みを利用して、ドイツにあるワイナリーでファームステイしていた時期があるんです。
この時ドイツで見た光景に強く影響されてるんですよね。

カッパ澤

篠山での活動以外にも、そんな経験もしてたっスか!詳しく聞きたいっス!

ドイツのぶどう園で収穫を楽しむ様子

大坂さん

大学3年の夏休みに篠山にいた大学教員の繋がりで、ドイツのワイナリーを紹介してもらいました。

これビックリするような話なんですが、『ホイザーマンという姓の男が来る』という情報だけを頼りに駅で待ち合わせしたんですよね笑

結局2時間くらい待って、ようやくホイザーマンという姓の男と会えました

カッパ澤
無謀すぎるっス!!
なんでもっと事前に情報を準備しなかったスか!!笑

大坂さん

一応、目立つようにドイツカラーの服は着てたんで、いけるかな〜って笑

こっちは2時間も待ってたのに、出会っていきなり「出荷しにいくぞ!」って言われて、巨大なぶどう農園に向かいました。

初めてのドイツは怒涛の始まりでしたね笑

カッパ澤
夏のヨーロッパはワイン造りのバイトのために世界から人が来るって聞いたことがあるっス。

 

大坂さん

そうそう、アメリカ・中国・ロシア・韓国とかとか色んな国の人と過ごしてましたね。

拙い英語で頑張ってました。

カッパ澤
向こうではどんな日々を過ごしてたっス?

 

大坂さん

だいたい朝の6時から日が沈むまでワイナリーや農園で作業をして、終わったらすぐに出張農家レストランとその会場設営の仕事をする日々でした。

ヨーロッパってめっちゃホームパーティが多くて、朝から夜まで驚くくらいコキ使ってもらえましたね笑

めっちゃ大変だったんですけど、その農家レストランで自分たちで育てた野菜やワインを振舞ったりする光景に衝撃を受けたんです。

日本では野菜を作る部分しか見てこなったので、食事として届けるところまで全部自分でやる姿にとても魅力を感じました。

カッパ澤
なるほどぉ。ドイツでみた農家レストランの光景が、どろんこやさいの次のビジョンを作ってたっスね

 

大坂さん

はい、絶対にファームレストランをこの篠山にも作りたい。

そしていつの日か、料理が大好きな母さんをファームレストランで雇って、息子が心を込めて作った野菜たちを楽しく料理してもらいたいです。

これが大学院も中退して色々と心配をかけた母への恩返しなんです。

カッパ澤
その素晴らしいビジョンに向かって、全力で向かっていって欲しいっす。

このカッパ澤、心から大坂さんを応援してるっス。

 

黒豆の地で「有機カボチャ」×「キッチンカー」という秘策

 

カッパ澤
これからのビジョンへ向かうための具体的な展望を教えてほしいっス!

 

大坂さん

はい!これです!

 

カッパ澤
ん!?これは何っス????

大坂さん

バターナッツカボチャです!

今、このカボチャにめちゃくちゃワクワクしてるんです!!

僕はこれで突き抜けますよ!!

 

カッパ澤
なんだかよく分からないけど、すごい熱量っスゥゥ!!

って事は、これからはカボチャを作っていくっス?

大坂さん

その通り!

実は、これにはマーケティング的な秘策がありまして…

今まで『有機野菜』という魅力で売り出していたんですが、やはりそれだと他にも同じ文脈で発信している農家さんはすごく多くてリーチしにくいんですよね。

でも『有機カボチャ』だと、ターゲットの絞れ方は全く違います。よりニッチに、よる鋭く、この商品を求めている人に価値を提供できると思ったんです

カッパ澤
たしかに、ネット検索するときにもニッチなワードほど情報は限られてくるし、競合は少なくなるっすね

でも、どうしてカボチャなんっス?

ターゲットを絞ることが目的だと、「有機〇〇」ならどんな野菜でもいけそうな気がするっス

大坂さん

カボチャを選んだ理由こそが、先ほどお話した『土から口まで届ける』という事を達成するためなんです!

ドイツで衝撃を受けて以来、やはりファームレストランには憧れます。

しかし、ランニングコストなど経営的リスクが大きく、今の段階では難しいと思うんです。

なので、お客さんを呼ぶんではなく、僕が全国にいるお客さんのもとへキッチンカーで直接出向く移動販売をしようと思うんです!

で、そのための食材として目をつけたのが、このバターナッツカボチャ!

 

追熟した美味しいバターナッツカボチャ

カッパ澤
「移動販売」×「カボチャ」、もう分かったス!

カボチャは日が経っても、美味しく追熟してくれるっス!

だから、移動販売で色々なところに行っても心配ないっスね!

 

大坂さん

まさに!

今後はカボチャを8月で収穫仕切って、そこから冬にかけて全国を回りながらどろんこやさいのファンを増やす活動をしたいんです。

自分で作ったカボチャをプリンやスープにして、お客さんに食べてもらう。

あぁ〜〜、最高の笑顔が目に浮かびます!

料理上手な大坂さんが作ったカボチャスープ

カッパ澤
おおおおおお!美味そうっス!!うちの事務所にも必ず移動販売をしに来て欲しいっス!

大坂さん

実際にこのプロジェクトをスタートさせるのは少し先にはなります。

この移動販売をするためのクラウドファンディングも予定しているので、その際にはぜひ応援お願いしますね!

カッパ澤
もちろんっす!そのクラウドファンディングがスタートした時に向けてボタンをしたに置いておくっス!

 

どろんこやさいのクラファンを応援する

 

編集後記

今回、大学院を中退してまでも農業に全てを捧げる彼の熱意に触れて感動した。

地域の慣習にとらわれないSNSを使った販売や、キッチンカーでの移動販売のプロジェクトなど

若者なりの工夫をこらして「キツい」「辛い」などのイメージがある農業を全力で楽しんでいた。

 

地域の文化や、土地を守っていくために農ある暮らしは必ず必要だ。

彼のように「農と食」に熱い想いを持ちながら、楽しく暮らしていく若者が増えればきっと日本の農村の未来も明るいだろう。

 

これからも、どんどん魅力ある若者の想いを世に発信してきたい。

 

そのためにも、このカッパ澤、まだまだ頑張るっスよ!

 

カッパ澤
それじゃ、読者のみんな、ごきげんようっス!!

 

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この記事を書いた人

カッパ澤 ちょめ男

カッパ澤 ちょめ男

1998生まれ ー ライター/Webディレクター 都内在住。地方で頑張る若者に憧れているっす。この仕事を通じて、自分の参考になるような生き方をしてる若者と出会いたいっす!!

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