コラム

2018.11.15

20代女子の単身地方移住ってどうなの?25歳で脱サラして限界集落に移住した女子のリアル

女の子なんだから、毎日オシャレしたいし、流行りのメイクも楽しみたい、仕事帰りは美味しいお酒を飲みながら上司の愚痴も言いたいし、休みの日は女友達とインスタ映えするカフェで恋バナに花を咲かせたい…。

これぞ、都会の女子の日常というものですよね?

 

わたしも福岡の博多という都会に住んでいて、そんな「THE 都会の女子」という毎日を送っていました。

が、しかしそれももう遠い過去の記憶…。

 

 

最近のわたしはというと…、

なっつみー

毎日適当な服を着て、毎日すっぴん…。女子力どこへ消えた…?住んでる町には、楽しく飲める居酒屋もインスタ映えするカフェもない。あれ…?

あ、申し遅れました!わたくし、タノクラライターのナガシマナツミ(@ngsmntmと申します。

約1年前に、5年半働いた大手企業を辞め、20年以上住んでいた福岡を離れ 、25歳、誰にも相談せず住む場所も仕事も決まっていない状態で高知の限界集落への移住を決意しました。破天荒といいますか、ただの大馬鹿野郎とはわたしのことです。

 

「え、田舎暮らしなんてガチ?20代でもうスローライフってこと?」
「どんな生活してんの?仕事は?」
「ぶっちゃけもう福岡に戻ってきたいんでしょ?」

 

うんうんうん、分かる分かる分かる。いろいろ聞きたいでしょ?

 

そんなわけでこの記事では、25歳で脱サラして限界集落に移住した女子のリアルを書いていこうと思います!

 

この記事の目次

博多っ子のわたしが高知のど田舎に移住した理由

そもそも、20代の単身女子が田舎に移住したいと思う瞬間なんて……、まあそうそうないと思う。

わたしは今から約1年前、25歳の時に高知のど田舎に移住しましたが、それまでは「田舎に住みたい」なんて思ったことありませんでした。むしろ、福岡より都会の東京に行きたかったくらい!

 

そんなわたしがなんでど田舎に移住したのか…?

 

わたしが住んでいるのは高知県長岡郡、嶺北(れいほく)地域と呼ばれる限界集落です。地図でいうと四国のど真ん中。

多分、みなさんが想像している田舎のさらに5倍くらいは田舎です。(笑)

 

はじめて嶺北を訪れたのは移住する4ヶ月前。知人のイベントがたまたま嶺北であって、2泊3日で滞在することになりました。

当時のわたしは会社を辞めたくて、でも辞めた後のことが不安で不安で辞めたくても踏み出す勇気がないような状況でした。だけど「ここに来たらそんなジレンマから解放される」と、なんでか漠然とそう思ったんです。

どう考えても環境を変える方法なんて他にいくらでもありました。でも、当時は「ここに移住したい!」と思って、それ以外の選択肢は眼中になかったんです。

 

なんというか、もう勢いですね。

ここでの生活にただただわくわくしたんです。移住を決めた時は「仕事はどうするか」とか「どこに住むか」なんて決まってませんでした。でも「なんとでもなるでしょ」って思ってました。

あんなに会社を辞めたあとのことが不安で仕方なかったはずなのに、こんな勢いで移住を決めてしまったことに自分自身が1番驚いています。

 

実際に1年間住んだわたしの田舎暮らしのリアル

そんなこんなで、田舎に移住してあっという間に1年が経ちました。

 

なっつみー

で、ぶっちゃけどうよ!?

という話をしていきますね。

結論からいうと、移住したことを後悔したことはありません。むしろ、移住して本当によかったと思ってます。

 

お仕事編

まず仕事のことですが、今は個人事業で収入を得ています。

自分で運営しているブログや、ライティング、最近はデザインの仕事も始めて、今は毎月20万円くらい収入があります。

田舎に移住する前までは、「田舎には仕事がない」というイメージがあり「移住するからにはフリーランスとして生きていく!」と移住前に決意していて、それをしっかり実現させることができました。

ただ、田舎に仕事がないというのは大きな間違いでした。人が生活しているということは、そこには必ず仕事があります。都会にあるような仕事のジャンルとは違うかもしれませんが、都会には都会に適した仕事、田舎には田舎に適した仕事があるということです。

わたしは個人事業でやっていっていますが、多分個人事業でやっていけなかったとしてもなんとかなってたと思います。

ライフスタイル編

今は、毎日朝8時くらいには起きて、午前中仕事して、昼ごはん食べてまた仕事して、夕方ちょっと散歩して猫と戯れて、夜は終わらなかった仕事を終わらせて、好きなことしてまったりする、みたいな生活を送ってます。

「田舎でスローライフでも送ってんの?」と聞かれることもありますが、全くそんなことはありません。しかし、スローライフまではいきませんが、お金にも時間にもゆとりのある生活を送っています。

収入自体は会社員時代と比べると下がりましたが、そもそも田舎の生活コストが低いのでそんなに稼がなくていいんです。

 

ちなみに今の支出はこんな感じ。(かなり大雑把ですが…)

家賃(水道光熱費回線代込み) 50,000円
食費 15,000円
車維持費(保険・ガソリン) 13,000円
通信費(iPhone・iPadPro) 7,000円
年金・保険・税金関係 50,000円
その他 10,000円
合計 145,000円

会社員時代はいったい何に使ってたか覚えていませんが、23〜25万円の支出がありました。

田舎なので娯楽が少ないので遊びにお金をかけなくなったというところと、作業するのにカフェに行ったりしていたのがなくなった、外食が減ったなどが支出が減った大きな理由なのかなと思っています。

なっつみー

あと、洋服やコスメの購入も減ったかも。(女子力…)

 

20代単身女子が地方で生活するために必要不可欠な2つのこと

わたしの、この田舎移住が失敗にならなかったのにはふたつの理由がありました。

それが、

  1. わたしを支えてくれるコミュニティがあった
  2. Webで稼ぐことができた

ということです。

 

わたしはひとりで移住しましたが、嶺北でひとりになることはありませんでした。

もともと若者の移住者が増えている地域で、わたしと同じタイミングで嶺北に移住した仲間たちと出会うことができたんです。

彼らと、わからないことを一緒に考えたり、ひとりでできないことに一緒にチャレンジしたり、はじめての田舎暮らしの悩みを聞いてもらったりと、いろんなことを一緒に乗り越えてきました。

移住を失敗させないためには、移住先で孤独にならないことが重要だと思います。

常に支え合えたりとか、楽しいことを一緒に楽しめる仲間がいるっていうのはとても大事!

なっつみー

ちなみにわたしも移住前に嶺北の面白いコミュニティを見つけて、SNSでガンガン絡んでました!

あと、Webで稼げるスキルを持っていたことはとても大きかったです。

田舎にも仕事はあると先ほど言いましたが、それが合う合わないはもちろんあると思います。わたしも実際移住したてのころ、農業のバイトをしてみたり、レストランでバイトしてみたりしましたが、わたしには合っていなかったようで…。

そんな時、もしWebで稼ぐスキルがなかったらきっと地元に帰るという選択をしていました。

今は誰でもスマホやパソコンなどを使っていて、Webは身近にあるものだと思います。実はWebにはたくさんの稼ぐ方法があふれているんです。

田舎っぽい働き方が自分には合わなくたって全然大丈夫。

 

もしあなたが田舎移住を考えてるのであれば、コミュニティとWebスキルについて考えてみてください。

 

これからの地方に感じる可能性

福岡という都会でずっと暮らしてきたわたしにとって、田舎は「何もない場所」と思っていました。

しかし、実際に移住してみるとそんなことはありませんでした。

確かに、雑誌に乗っているようなファッションショップはないし、おしゃれなコスメショップもない、仕事帰りに手軽に行ける居酒屋も、インスタ映えするカフェもないけれど…

田舎には可能性がたくさん詰まっています!

 

先ほど、田舎は生活コストが低いということを言いましたが、それはつまり消費が少ない=生産性が上がるということ。

都会だと、消費でストレスを発散しようとします。スイーツの食べ放題に行ったり、カラオケに行ったり、買い物したり。

でも、田舎にはそういった娯楽がない上に、そもそも人やお店・誘惑などが少ないのでストレスがたまりにくいのです。

なっつみー

もし、リフレッシュしたいならマイナスイオンたっぷりの大自然も目の前にあります!

わたしはわりとストレスが溜まりやすい性格なのですが、目の前にある仕事や勉強に打ち込めたのはその環境のおかげだったと思います。

わたしのように、フリーランスとして踏み出したばかりの人が、まず田舎でチャレンジしてみるのはめちゃくちゃおすすめです!

 

まとめ

なっつみー

いかがでしたか?

まだまだほんの一部ではありますが、25歳で脱サラして限界集落に移住した女子のリアルを書いてみました。

田舎には田舎の苦労がもちろんありますが、それは都会だって同じはず。

何か迷った時には「田舎移住」という選択肢もあるということを頭の片隅にでもしまっておいて下さい。別に、合わなければすぐ都会に戻っても大丈夫。

でも、何かひとつでも田舎にわくわくするものを見つけたら、ぜひその正体を自分の目で確かめにいってみてください。

もしかしたら、あなたの人生が変わるかも!(わたしみたいに!)

それでは。

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この記事を書いた人

ナガシマナツミ

ナガシマナツミ

「毎日楽しく自分らしく生きたい!」と思って25歳でフリーランスになりました。今は高知の限界集落で好きなことやって生きてます。地方で頑張る女子を応援中!

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