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2020.2.27

休学×弟子入りという選択肢 感性のままに渡り歩く22歳女子に話を聞いてきた

こんにちは!タノクラライターのはっしー(@asobininjob)です。

今回もまたおもしろい生き方をしている人にインタビューをしてきました!

 

タノクラは「楽しく暮らして悪いのか」というテーマで地域で活躍する若者にインタビューをしていまが、近年はほんとうに多種多様な生き方をする方が増えている気がします。

 

フリーランス、起業、継業、複業、副業 ...etc

 

一般的に就職して働くだけではない生き方をしている方がたくさんいます。

 

ということで、今回は休学をして弟子入りするという進路をとった大学生にインタビューをしてきました!!

 

大学卒業後の進路に悩む方や就職したけど今後どうしていこうかなぁ〜と考える方にとっても参考になるのではないかと思います!

 

インタビューした方のプロフィール

久保 陽香 さん

香川県出身。大学4年次休学2年目。神戸大学経済学部に入学し海外インターンシップ事業などを行っているNPO法人アイセックで活動。海外インターンシップに参加した後、ぶさべじ〜ぶさいく・べじたぶる〜の活動を開始。引継ぎ後は大学4年生で休学し、沖縄県の屋久島で半年間修業。現在は栃木県の非電化工房に弟子入りしている。

この記事の目次

はるかさんってナニモノ?

はっしー

 

こんにちは!

 

はるかさん今日はよろしくお願いします。

はるかさん

 

こちらこそよろしくお願いします!

はっしー

 

はるかさんは今、休学をして弟子入りされているということなんですが

 

まずは今に至るまでのプロフィールを教えてください。

はるかさん

 

私は香川県の丸亀市綾歌町っていう、いわゆる田舎ってイメージするような場所で育ちました。

 

それで、都会への憧れと高校で政経の先生と仲良くなったことをキッカケに途上国支援のような社会課題を解決することに興味を持ったので大学は神戸大学の経済学部に入学しました。

はっしー

 

ぼくも関西の出身ですが確かに神戸はおしゃれで憧れますよね!

 

それで大学に入ってからは何かされてたんですか?

はるかさん

 

大学ではまずNPO法人アイセックっていう海外インターンシップ事業などをしている団体に入って、実際に私もフィリピンやガーナに海外インターンに参加していました。

 

そこでの経験がすごく今の自分に繋がっていますね。

 

はっしー

 

高校時代から考えていたことを大学に入ってすぐ行動に移したんですね。

 

インターン先ではどんな経験をしたんですか?

はるかさん

 

アフリカ・ガーナに行っている時にちょうどアイセックの国際会議があったのでそれに出席したんです。

 

でも、私は話題に全然ついていけなくて、途上国支援をしたいっていっていたのに世界の現状とかについて何も知らなくて、すごくショックを受けたんです。

はっしー

 

大学に入ってすぐだとまだ何も知らないのは仕方ないような気もしますが、はるかさんはショックを受けたんですね。

はるかさん

 

それで少し落ち込んでいたんですけど、現地の友達にその話をしたら「自分の場所でベストを尽くして、協力できるところで協力しようよ!」って励ましてもらって

 

その言葉にハッとさせられて、日本社会の課題や自分自身が好きなことに目を向けてみようって思ったんです。

はっしー

 

その時にでてきた、はるかさんの好きなものって何だったんですか?

はるかさん

 

私はその時、日本とか食とか自然が好きだってことに気づきました。なので私が好きな食から食料廃棄問題から環境問題について考えてみました。

 

それで、留学から帰ってきて私が好きな食の分野の食料廃棄の問題をテーマに「ぶさべじ〜ぶさいく・べじたぶる〜」という団体で活動を始めました。

 

はっしー

 

いいネーミングの団体ですね!

 

ぶさべじでは具体的にどんな活動をしていたんですか?

はるかさん

 

ぶさべじでは学生だからできることを考えて「農家をヒーローに、若者をクリエイターに」というコンセプトのもと、食料廃棄をなくすためにこれからを生きる若者に向けた食育活動をしていました。

 

具体的には野菜の販売や月一のご飯会、野菜付きシェアハウス、野菜付きコワーキングスペースの運営などをしてましたね。

はっしー

 

自分の好きな分野で社会課題の解決に向けた活動を始めたんですね。

 

ぶさべじの活動はいつまでしていたんですか?

はるかさん

 

大学3年の春までです。

 

その頃はちょうど今後の進路について考える時期でもあったので後輩に引き継いで、その後は東北へ震災支援に行ったり、中国四川省光明村に震災ボランティアに行ったり、南インドにカレーの勉強に行ったりいろいろしました。

はっしー

 

いろいろというかいろんな場所に飛び立ってますね!

 

そこからどうして休学するに至ったんですか?

はるかさん

 

それは四川でのボランティアがキッカケですね。

 

ボランティアに行っていた四川の光明村では私の理想とするような循環型の生活ができあがっていたんですね。でも一方で震災の影響もあって出稼ぎにでないと生きていけなくなってしまっている現状も目の当たりにしたんです。せっかく循環型の生活ができあがっていたのに貨幣経済がどんどん侵食していっていたんです。

 

それが私はすごく許せないって思ったんですけど、これって世界でも共通していることだし、自分もそういう社会構造に飲み込まれて生きているなって気づいたんですよね。

はっしー

 

たしかにそうですね。。

はるかさん

 

私は四川の光明村みたいに自然と共生して生きていきたいって考えているんです。

 

でも、実際にそれを実現するには手に職とお金を生み出せる技術が必要だなってこの時に実感して、そこから現代でも自然と共生して生きられる力がほしいと思うようになったんです。

はっしー

 

その四川で感じた理想と現実がはるかさんを休学へと導いたんですね。

 

はるかさん

 

そうですね。

 

それで普通の就活もちょっとやってたんですけど、普通にこのまま就職したらビジネススキルは身につくかもしれないけど、生きる力は身につかないと感じたのと、もし仮に就職して働いいてもずっとモヤモヤするだろうなと思って、まずは納得いくまで生きる力を学びたいって思ったんです。

はっしー

 

はるかさんが休学したのは自分の想いに正直に生きた結果なんですね。

はるかさん

 

そうかもしれないですね。

 

あと四川では私が好きな樹林気功の先生にもたまたま出会って、もっと色眼鏡をかけずに自然を実感したい休学してガッツリ自然に漬かって生きる力を学びたいと思って大学4年生から休学しましたね。

 

休学って実際どんな感じなの?

はっしー

 

休学って気になってる方も多いと思うんですが実際どんな感じなんですか?

 

不安とかはなかったんですか?

はるかさん

 

そうですね〜

 

私の休学は、一般的な企業にインターンしてこのスキルを身につけるために休学するっていうものではないので、やはり理解されにくい休学だから大丈夫かなぁと少し思うこともありましたね。

はっしー

 

やっぱり不安はありますよね。。。

はるかさん

 

でも、親も好きなことをしなさいって言ってくれたり、周りの友達からの応援もあって一歩踏み出せたと思います。

 

やっぱり帰れる場所とか仲間がいるのはすごく大切ですね。

はっしー

 

それは本当にすごく大切ですよね。応援してくれる人が少しでもいるかどうかで全然違いますよね。

はるかさん

 

それに、私はもし休学がうまくいかなくても何とかなるやろと思うし、せんといかんやろと思うタイプだったりもしますね。

はっしー

 

たしかに!最終的には自分でどうにかしないといけないですし、自分の人生を歩むならそのマインドは大切ですね。

 

それで休学してからまずはどうしたんですか?

はるかさん

 

屋久島にいました!

はっしー

 

屋久島!!いきなり大自然なところに行ったんですね。

 

なんで屋久島に行ったんですか?

はるかさん

 

屋久島にはまず普通の旅行で行ったんですけど、自然が本当にすごくて、そこにいる時は自然だけでなくそこにいる自分も好きになれた気がしたんです。

 

それに私は低気圧に弱いので雨が降るとしんどくなるんですが、屋久島ではそうなることもなくて「あ、なんか合ってるんだな」って思ったんですよね。

 

はっしー

 

その土地が自分の肌に合うかってどうかってぼくもすごく大切だと思います。

 

それで屋久島では何をしていたんですか?

はるかさん

 

屋久島では旅行の時に紹介してもらったエコヴィレッジ Aperuy(アペルイ)というところにいました。

 

ここなら自然も感じられるしエコビレッジをつくる過程でいろいろ仕事があるから生きる力を身につけられると思ったんです。

 

はっしー

 

それで屋久島ではずっとアペルイにいたんですか?

はるかさん

 

いや、実は1か月ほどたった頃にアペルイの方が体調を崩されて、受け入れを続けられない状況になってしまったので、その後は屋久島で知り合って環境系の活動もしているけい水産さんという燻製屋で働いてました。

 

はっしー

 

休学の序盤からなかなかの紆余曲折あったんですね。

はるかさん

 

そうなんです。でも私は昔からハプニングがよく起こる人生なので慣れっこですけどね 笑

 

それに、もう屋久島で休学するってみんなに公言してしまっていたし、これまで野菜とはふれ合ってきたけど魚については全然知らなかったから勉強しようと思って屋久島に残りました。

はっしー

 

実際に屋久島で生活してみてどうでしたか?

はるかさん

 

燻製屋の仕事は楽しいし魚と触れ合う中で色々感じられることはあったんですけど、当初の目的とは外れていたので色々と葛藤の多い時期でもありましたね。

 

でも、この時期は生きる力をつけるという目的に一直線ではなかったからこそ納豆作りに目覚めたり、日々の散歩の中から色々感じることもあって、そういうところに思いをはせられたのはすごいよかったですね。

 

はっしー

 

悩んでいるからこそ自分を見つめ直すことができたんですね。

 

そこからどうして栃木で弟子入りすることになったんですか?

はるかさん

 

屋久島での生活が半年たった時に「休学もあと半年なのに当初の目的を果たせてないぞ、このままではヤバい」って気づいて、もう一回自分のやりたいことを考え直したんです。

 

その時に今いる非電化工房の藤村先生が書いた「月3万円ビジネス」という本を読み返して「やっぱりこれだ!!」と思って、ネットで調べたら弟子を募集してたのでこれは行くしかないと思って今年の3月に応募しました。

弟子入り生活ってどんな感じなの?

 

はっしー

 

そもそもなんですが弟子入りをしている非電化工房とはどういった場所なんですか?

はるかさん

 

非電化工房は、新しい暮らし方の実験工房でもあり、電気を使わずに暮らす道具の博物館でもあり、アトリエでもあり、本当の豊かさを追い求める私設テーマパークです。

はっしー

 

もう話に聞くだけでおもしろそうな場所ですね!!

 

はるかさんが非電化工房の弟子入りにこれだ!!と思ったのはどういったところだったんですか?

はるかさん

 

本を読んだときに私でもできるイメージがついたことですかね。

 

屋久島でステキな暮らしをされてる方は、もともと手に職を持っていてお金が稼げたり、もうすでに仲間がいたり、この人だからできるんじゃないかっていうような気が私はして、じゃあ私が新卒で何もスキルがない状態でそれができるのか?って考えたらイメージができなかったんです。

はっしー

 

たしかに何もない状態からいきなり自然と共生した暮らしを実現していくのはちょっとハードルが高く感じますね。

はるかさん

 

そうなんです。

 

でも、先生の本では一般的な人でもできるっていうのがみえて、これなら私でも出来そう」って感じたのが大きな決め手ですね。

はっしー

 

イメージができるかどうかって大切ですよね〜

 

それで、弟子入りって実際どんな感じなのかリアルな部分を知りたい人って多いと思うのでぜひ色々聞かせてください!非電化工房の弟子入りはどんな感じなんですか?

はるかさん

 

非電化工房の弟子は期間が1年間で、私は休学があと半年だったので延長をしました。

 

それと年齢制限があったり独身で体力がある人でとか条件はあるんですがそれもあいまいで先生に気に入ってもらったらオッケーって感じでしたね。

はっしー

 

弟子の条件は弟子入りするところによって違いそうですね。

 

生活環境はどんな感じなんですか?何かお金とかは払っているんですか?

はるかさん

 

生活はWWOOF(ウーフ)の制度に近いですね。なので宿とか光熱費、食事は提供してもらっていてその代わりに弟子として労働力を提供しているって感じで今は弟子4人で生活しています。

 

はっしー

 

それだけ整っていれば贅沢しなければ生活には困らなさそうですね!

 

弟子としての1日の生活はどういった感じなんですか?

はるかさん

 

弟子の一日はこんな感じです!

 

6時〜7時 畑・田などの早朝作業

7時〜8時 朝ごはん休憩

8時〜12時 作業 途中でご飯担当はご飯の準備へ

14時〜18時 作業

18時〜   晩御飯準備・風呂焚き・自由時間

 

はっしー

 

ここでの作業っていうのはどういったことをするんですか?

はるかさん

 

建物をつくったり、田んぼやったり畑やったり、非電化工房にあるカフェも土日祝をシフト制で手伝ったり、イベントの手伝いや来客の対応などいろいろですね。

 

作業はだいたい最初に先生から内容を教えてもらってあとは弟子みんなでやりつつわからないとこは聞きにいくって感じで進めています。弟子って目的が学ぶことだから立場がすごく明確で学びに集中できるのがすごくいいですね。

 

はっしー

 

いろんな作業をやってるんですね〜忙しそう!

 

もう弟子になって半年だと思いますが、弟子になる前のイメージと比べてみてどうですか?

はるかさん

 

ん〜。。

 

イメージ通り学べてはいるけど、思ったより力はまだ身についてないって感じですかね。

 

いま作っている建物のほかにイベントでお客さんを呼んで新しい建物をつくり始めたりもするので、仕事がたくさんあって1つに集中できていないってのは少しありますね。

はっしー

 

たしかに弟子生活は忙しそうですね。

 

それに1年ですべてを身につけられるものでもないかもですね。

はるかさん

 

はい。それは先生にも言われましたね。

 

でもその中で自分の興味を再認識して、家づくりも楽しいけど、やっぱり私は料理を作ってる時のほうが楽しいし好きなんだなって気づくことができました。

 

それと、ものづくりってやっぱり楽しいなって実感しています。たとえば服が破れても、前なら「うわ、さいて〜」って思っていたのが今は「ここをこうすれば治るやん」って考えたり修理するのが楽しくなったので、壊れるのも怖くなくなりましたね!

はっしー

 

弟子になって生み出すマインドが身についたんですね。かっこいい!!

理想は 納豆のように生きること!?

はっしー

 

弟子入りは3月までとのことですが、その後はどうしていくつもりですか?

はるかさん

 

正直めちゃめちゃ悩んでます。

はっしー

 

はるかさんは自然と共生して生きていきたいとのことですが、どこに住みたいとかも決めていないんですか?

はるかさん

 

屋久島はやっぱり好きですけど、住む場所自然が豊かで、一緒にいたいと思う好きな人たちがいるとこならどこでもって感じなんですね。

 

私は大きくいうと自然のサイクルの中でモノづくりができてそれが人の喜びに繋がることがしたくて、今は自分が好きなカレーや食に関わる事がドップリやりたいって感じですかね。

はっしー

 

本当に好きなことに一直線って感じですね!!

はるかさん

 

はい!!

 

私はこれがやりたいって思ったらそれに素直に従うって決めているし、結局、興味あることしかできないので3月ギリギリまで考えてみてその時の思い次第って感じですね。 

 

はっしー

 

最後に、はるかさんの理想の生き方を教えてください。

はるかさん

 

それは、納豆みたいな生き方です!!

 

はっしー

 

納豆!?

 

ってどういうことですか??

はるかさん

 

納豆は私にとって生き方そのものなんです。

はっしー

 

???どういうことですか?

はるかさん

 

納豆って日本では平安時代とか縄文時代から食べられてるっていわれているんですけど、納豆ってただ存在するだけで活かしあってるんですよ。

 

そんな納豆みたいに存在するだけでそれが誰かの喜びに繋がってるって最強じゃないですか?それがいいんですよね。

はっしー

 

存在するだけで誰かに喜んでもらえたらたしかに最強ですね。

はるかさん

 

なので自分の好きなことで人の役に立っているってのが理想ですね。それが一番、無理せずナチュラルな生き方なんじゃないかなと思うんです。

 

これが今のところの生涯の理想ですね。

 

はっしー

 

なんだかぼくも納豆についてもっと詳しく知りたくなってきました!ぜひまた今度ぼくも一緒に納豆づくりさせてください!!

 

今日は本当にありがとうございました。

はるかさん

 

こちらこそありがとうございました。

 

ぜひまた一緒に納豆づくりしましょう!!

 

はるかさんの納豆愛について詳しく知りたい方はコチラ↓

はるかさんの note「 旅する納豆屋さん”構想(妄想)」

まとめ

いかがだったでしょうか?

 

今回は実際にはるかさんが弟子入りをしている非電化工房まで取材に行ってきましたが、すごくステキな空間でした。暮らしをつくっていきたい方は絶対に興味のある空間だと思うのでぜひ足を運んでみてください。

 

そして、これからの日本では高齢化が進み、日本全体で後継者を求めるような流れになると思います。そんな時にはるかさんのように弟子入り、その後に継業という道も人生の選択肢としてありかもしれませんね。

 

橋本和明



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