持続可能な地域づくり 変人 アイキャッチ
コラム

2020.2.17

持続可能な地域づくりのために僕たちができることは「変人を愛でること」や

おはようさん。島根に地方移住したはまちゃん(@wakuwakukeigo)やで。

今回のテーマは、持続可能な地域づくり。

田舎に目を向けると、暗いニュースばかりや。

はまちゃん
ホンマどうしたらええんやろって、よー考えてるわ。

 

現実を直視せずに、スローライフを満喫してる田舎の若者も多いと思う。

山に登ってタケノコ取ったり、SNS受けする写真撮ったり、YouTube見たり…

 

個人や仲間うちで楽しむ方法は、今の時代ゴマンとある。

それ自体は全然ええと思う。

でも、個人で楽しむだけじゃなくて地域に目を向ける時が来たんとちゃうんかな?

 

持続可能な地域づくりのために、何をするのかって?

はまちゃん
そりゃアレよ。
地域のために、「変人を愛でる」んや。

 

この記事の目次

持続可能な地域づくりは待ったなし!田舎の現状を読みとこう

「変人を愛でる」ことが地域のためになるってどういうことや!?

そんな疑問を残したままだが、変人の話の前に個人から地域に目を向ける重要性を話そうか。

 

持続可能な地域を作るには、

ではなく、一人ひとりが地域の未来に関心を持つことが必要だ。

しかし、危機意識を持たずにのんびり暮らす人も少なくないことだろう。

以下で田舎の現状を簡単に読み解いていくので、ぜひ一読してほしい。

はまちゃん
危機意識がない理由は、地域の危機が自分ゴトになってないからやと思うねんなぁ。
でも、みんなで地域づくりに取り組まないと、のほほ〜んと暮らすこともできなくなるんやで!

 

 

日本の田舎は世界で一番早く超少子高齢化社会の課題に直面している

令和の時代になり、田舎に住むぼくたちにどんな未来が待っているのか。

Twitterを賑わせた令和の未来予想図には、人口減少・介護人材の不足など不安になるキーワードがずらり。

これは、ただ不安を煽っているわけじゃないんや。

未来は誰にもわからないけど、人口推移からの予測は大きくは外れない。

平成31年度 総人口推移平成31年 人口27万人減少
引用:総務省統計局

 

あなたは、どこか人口減少が他人事に思ってるかもしれない。

でも、去年は27万人も人口が減った事実に事実に気づいてる?

はまちゃん
ぼくが住む島根県の人口は約70万人だから、2年ちょっとで県が1つなくなるスピード…(゚д゚;)

 

2030年にはすべての都道府県で総人口の減少が始まる。

現時点で、東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知・福岡・沖縄の7都県しか人口が増えている県はない。

 

そんな状況の中、田舎に住むぼくたちは、こう言った課題の最先端地に住んでいる。

未来の話じゃなくて、今現実に様々なことが既に起きているんや。

 

個人は人口減少で価値観も多様化。地域は自治が求められている

じゃあ、こんな現状に対して国の政策って?

色々あるけど、国は地域が自治することが求めてるやろね。

例えば、国が推進する地域包括ケアシステムを見ても、ぼくはそう思う。

地域包括ケアシステム

地域包括ケアシステム 団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を実現していきます。

引用:厚生労働省

はまちゃん
要は、「社会保障費やばいし、医療・介護人材も足りないから、あんまり病院に通わんように地域で助け合ってなんとかしてー」ってことね。

 

これは、会社が多様性をキーワードに、副業解禁や終身雇用を見直そうとしてる流れと同じ。

あれも、「従業員の一生は面倒みきれませーん」って言ってることと同じやからね。

だから、田舎に住むぼくたち住民も、主体的に一緒になって地域づくりをしていかないとあかん。

楽しい地域を自分たちで作っていくんや。

 

持続可能な地域づくりをする2つの方法

「持続可能な地域づくりって言われても何もできないし・・・」と思った?

2つの方法を紹介しよう。

 

①地域に目を向けて小さなことから始めてみる

目の前の小さなことから挑戦

持続可能な地域づくりのためには、地域や住民が国任せではなく主体的に活動することが不可欠。

とはいえ、

なんて大きなことは、一朝一夕にできない。

ましてや、一人が頑張っても地域活性化なんてできない。

 

だから、まずは地域に関心を寄せて、身近な小さなことから始めてみよう。

地域活動のテーマが難しいなら、世界共通の目標の『SDGs』を参考にしたらいい。

 

極論、ゴミ拾いでもなんでもいい。

まずは行動してみることが大事や。

一歩踏み出す大切さは、以前取材した海士町の長谷川さんも話しているとおりだ。

海士町の現場を知れ!教育魅力化に挑戦する24歳から実態を全部聞いてきた

 

②地域を変える人=変人(挑戦者)を愛でる

自分がリーダーとならず、変人(挑戦者)を支える側に回ることもできるんや。

さっきから「田舎の未来は暗い」みたいなこと言ってきたけど、課題がたくさんあるからこそよかったこともある。

それは、地域を変える人=変人(挑戦者)が田舎にはたくさんいること。

はまちゃん
タノクラの他の記事を見てごらん。
可能性を感じて地方移住した変人たちがいっぱいいるでしょ?

 

NPOを立ち上げるなど、ソーシャルビジネスに取り組む人が本当に多い。

着々と準備してる変人予備軍も相当数がいる。

そんな変人たちを愛し、地域で受け入れてあげてくれ。

一緒に活動したり、応援してあげよう。

変人がのびのび活動できる柔軟な体制がある自治体の方が、持続可能な地域づくりの成果を出してるんやで。

 

持続可能な地域づくりをする変人をどうやって応援するか

変人 応援する

変人の支え方はいくつかあるけど、特に大事な2つの応援方法を紹介するで。

 

①変人と一緒にバカになる

多分変人が一番喜ぶ最強の応援がコレ。

多くは語らないので、3分間の動画を見てくれ。

動画は、以下の流れで進む。

  1. 裸の男がふざけながら踊っていて、周囲はその姿を見て笑っている
  2. 裸の男に同調し、一人のフォロワーが一緒に踊り始める(この時裸の男はリーダーになる)
  3. フォロワーが同じように踊って、周囲に見せる
  4. フォロワーが2・3人とどんどん増え、ムーブメントが起きる
  5. 最後は大勢の人が参加し、加わらない方がおかしいような状態になる

動画は、孤独なバカをリーダーに変えるフォロワーの力を教訓として教えてくれる。

 

地域に置き換えると、地域を盛り上げようと突拍子もないことをする変人たち。

彼らのフォロワーとして、一緒にバカになることで地域住民を巻き込んでいく。

持続可能な地域は、この流れが起きているんじゃないかな?

ぜひ、口だけで応援するのではなく、リーダーと一緒にバカになる勇気を持ってみよう。

 

資金の支援者・サポーターになる

「営利を目的としない」からか、NPOやソーシャルビジネスはボランティアと見られがち。

でも、地域課題を解決を目指す変人たちには、継続的な活動をするための資金が必要だよね。

 

言い方は悪いけど、地方創生ビジネスって儲からんのよ

だから、営利目的の企業が関わることはあまりない。

それでも必要不可欠だから、全国各地で頑張ってるのが変人たち。

 

遠くから見守るだけじゃ、バチ当たらん?

地域住民が株主のように出資や寄付をして持続可能な地域づくりを継続的に行う。

こんな風になればいいなぁと思う。

 

地域住民が出資・寄付して地域が活性化した事例

2つの事例を紹介しよう。

 

耕すシェフ(地域住民が出資)

1つめは、有機農家志望で静岡から移住し、現在は蕎麦屋を営むIさん夫妻のストーリーだ。

「農の学校に入学してもらって有機農業を勉強していたんですが、『虫が嫌いだし、農業ではなかなか安定した収入を確保することができず、定住することは難しい』とわかった。そこで、食の学校に移った。そうしたら、『静岡で蕎麦が好きだったから』って蕎麦をやり始めたんですよ。蕎麦文化のない米どころにきて何をやってるんだろうな?と。定住できるのだろうか?と不安に思っていました。」

ところが、地域おこし協力隊の任期が満了する3年を迎える頃、Iさんが暮らしていた地域の代表者たちが寺本さんを訪れた。

「『あのI夫妻はものすごく地域のボランティア活動に参加してくれたり、草刈りもよくやってくれて、帰ってしまうとうちの地域は困るんだけど。』って。そんな一面あったんですかって驚きました。『なんとか残すことできんかなぁ』って言うので、『彼は就職とかしないと思いますよ』って答えたら、『何がやりたいんだ?っ』て聞くんですよ。だから、『蕎麦がやりたいみたいですよ』って話したんですね。そしたらなんと『みんなで蕎麦屋つくっちゃる』って。」

地域の代表者たちは、I夫妻のために本当に蕎麦屋をつくってしまった。空き店舗の改修費用や調理器具、初期の運転資金を、集落の450人から有志による出資を募り、集めてしまったのだ。地縁を基盤にしたリアル&ローカルクラウドファンディングともいうべき展開だ。

引用:NATIV

 

お金を一切出さずに、地域住民からの出資でそば屋をオープンさせた島根県邑南町のテーマ型地域おこし協力隊『耕すシェフ』

そば文化がないところで、好きだからという理由だけでそばを打ち始めた移住者は、最初はかなり異質な存在だっただろう。

でも、地域と関わりながら一人で奮闘している姿を見て、周囲がお金を出してそば屋をできるように立ち上がったんや。

いかに地域の人から愛されていたのかがわかるね。

 

0円起業そば屋をする希望が叶って定住し、出資した地域住民は投資家でもありお客さんにもなった。

さらに、驚くべきことに地区の半分の農家が蕎麦作りを始めたそう。

変人の熱意が、新たな地域文化を作るまでになるってすごい。

 

コミュニティ財団(地域住民が寄付)

コミュニティ財団とは、地域が抱える社会課題に対して自分たちで寄付しあって解決を目指すコンセプトを持つ財団。

全国各地で設立され、新しいお金の流れとして注目されてるんや。

 

田舎は特に休眠資産や、お金の使い先がなくて地域外に流出するお金も多い。

それを民間活動団体に寄付し、暮らしやすい地域社会を追求してコミュニティを作るという素晴らしい取り組み。

この大きな流れも、だれかの「ほっとけない」から始まっている。

参照:市民コミュニティ財団が支える共助の社会

 

目の前の暮らしの課題は、市民発信で取り組まないといけない領域。

自治体や行政を巻き込むまでは、一人で取り組みフォロワーを増やしていく必要があるんや。

まさに、住民が主体となった持続可能な地域づくり活動やね。

 

他にも、クラウドファンディングでプロジェクトを立ち上げるという方法もあるね。

など、毎日様々なプロジェクトが立ち上げられ、支援を成功させている。

 

 

このように、地域のたった一人が夢を描き、共感をした人から出資・寄付を受けて地域を変えていくことができる。

一昔前にはなかった、新たな仕組みがどんどんできるからやりやすい世の中だよなぁ。

 

まとめ:持続可能な地域づくりのために地域に目を向け変人を応援しよう

変人 愛でる

ここまでの流れを整理すると以下。

 

今は、地域社会の変革期や。

地域は国に頼らず、自分たちで地域を運営していかなきゃダメだし、ぼくたちも目を向けるべきだ。

さぁ、どの道を選ぶ?

  1. 自ら進んで変人(地域を変える挑戦者)の活動をする
  2. 変人の神輿を担いで一緒に活動をする
  3. 変人を援助し応援する
  4. 地域に無関心

 

現状一番多いのが④だと思うけど、この記事を読んで少しでも③の人が増えることを願ってる。

そして、変人の応援者が増えることも。

ほなっ、今日は終わり!



この記事を書いた人

hamachan

hamachan

「婿養子が結婚条件」の彼女に5年かけて説得され、4年の人事コンサル人生に幕を下ろし大阪から島根へIターンする。地方移住をきっかけに、人口減少に耐える強い田舎作りの必要性を感じ、地方創生支援に携わる。ブログでは①婿養子・②失敗しない地方移住・③田舎で複業する働き方を発信中。島根のローカルメディア『しまね縁タメ』@shimanentame 編集長

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