インタビュー

2020.2.21

メーカー + 農業 地方での副業を実践する26歳にキニナルあれこれを聴いてみた

ーー内容は取材当時のものになりますーー

こんにちは!!タノクラでライターをしているはっしー(@asobininjob)です。

 

タノクラでもたくさんの方にインタビューさせていただいていますが、ここ数年で自由な生き方をする人が増えてきているように思います。

 

その一つの要因となっているのが、働き方改革による「副業の解禁」ではないかと思います。

 

読者の方でも副業について「実際にどうなんだろう?」と気になってる方は多いんじゃないでしょうか?

 

ということで、今回は新潟のメーカーで働きながら副業も実践されている長野 美鳳(ながの みほ)さんにお話を聴いてみました!

 

インタビューした方のプロフィール


長野 美鳳(ながの みほ)


長岡造形大学でデザインの勉強をした後、地元である燕三条の包丁メーカー藤次郎でプロダクトデザイナーとして働く。就職して3年目の年に農業Crewというユニットを女友達3人で始め、活動を行っている。

 

この記事の目次

メーカー+農業 という働き方

橋本

こんにちは!今日はよろしくお願いします。

 

長野さん、副業について教えてくださーーい!!

長野さん

はい!

 

私でよければ何でも聞いてください〜

橋本

さっそくなんですが、まずは長野さんの今のお仕事について教えてもらってもいいですか?


長野さん

仕事は私の地元の燕三条にある藤次郎という包丁メーカーで働いています。

 

今は5年目でプロダクトデザイナーをしていて、それとは別に1年前から友達と3人で農業Crewというユニットを組んで農業も始めました。

——— 藤次郎で働く長野さん

 

橋本

燕三条といえばものづくりの産地として有名ですが、その現場で働きながら農業も始められたんですね。

 

農業はどういったキッカケで始められたんですか?


長野さん

理由はいくつかあるんだけど、うちは実家がずっと兼業農家でお米作りをしていて、年々いいお米が採れるようになってきてリピーターとか県外のお客さんもできてきたんだよね。

 

でも米の袋は市販のものだったりとか、売り方ももうちょっと工夫できるんじゃないかなぁ〜ってことはずっと思ってたんだよ。

橋本

兼業農家でほかの仕事もしながらだと、なかなかそこまで工夫するってできないのが現状だったりしますよね。

長野さん

そうなんだよね。

 

でも、私はメーカーの方で日本のものづくりをもっとブランディングしてより魅力を発信する仕事をしているから、うちでやっている農業の課題とかもブランディングしてあげればもっとわくわくしたものになっるんじゃないかなと思って農業に関わりだしたってのが理由の一つだね。

 

あと、同世代で頑張る仲間たち活躍をみて「私もやりたいことやんなきゃな~」って刺激されたってのもあるね。

——— 自身でデザインしたパッケージの米袋とパシャリ

 

橋本

実家での課題と自分のスキルが結びついたんですね!

 

農業に興味を持ったのは何かキッカケがあったんですか?

長野さん

大学の時にイタリアンレストランで働いていて食文化って素晴らしいなって感じたんだよね。

 

私はビールも好きで勉強していたり、オーストラリアとかドイツとか海外に行って飲んでみていろんな味があるんだなって知ったんだけど、この2つとも根本をたどると農の存在があるなって気づいて興味を持ったね。

農業Crewってナニ?

——— TURNSでも見開きページで特集をされた3人

橋本

長野さんが始められた農業Crewってひと言でいうとどういったグループなんですか?


長野さん

彼女たちは彼女たちで考えていることがあると思うんですけど、私は農業Crewって媒体を通してクリエイティブなことをしているので「農業クリエイター」ですかね。

 

農業ってコンテンツがすごい面白くて、こういう形にもできるなこんな形にもなるなって粘土みたいにこねくり回して遊んでますね。

橋本

粘土って面白い表現ですね!

 

具体的にはどういったことをしているんですか?


長野さん

例えば、農業のエロ本をつくってみたり、パッケージをデザインしたり、口に運ぶまでをデザインしたいってなって朝ごはん会をしたり。

 

最近ではエコの観点からみんなの家にある余っている紙袋をショッパーとして活用してみたりいろんなことをしていますね!

橋本

なぜこのようなアプローチで農業に関わっているんですか?


長野さん

それは私たちが農業に対してできることを考えた時にコンテンツ作りとかSNSの活用とかそういうマーケティングとかブランディングみたいな部分で関われたら私たちらしいのかなって考えたからだね。

 

そうして女の子が楽しそうに農業してるなって思ってもらえたら農業人口も増えるだろうし、いろんな人にとって農業ってものがシームレスになっていったらいいなあって思ってます。

———農業を楽しむ仲のいい3人

 

副業のキニナルあれこれを聴いてみた

橋本

次は副業についてあれこれ聴かせてください!

 

そもそもなんですけど長野さんの会社では副業は推奨されているんですか?それとも禁止されていたりするんでしょうか?

長野さん

そもそも私は両親がずっと兼業農家だったから副業って感覚は正直あまりないんだよね。

 

それに、ここに住んでいるような人はみんな土地を持っていて兼業農家は普通だから農業手伝ってるんですって言うと「すごいね〜」って言われるし、副業はむしろ推奨されてるね。

橋本

今後は副業の農業を専業にしようと考えていたりはしますか?


長野さん

専業には多分しないね。農業はやっぱり賞味期限があったり単価が安かったりマネタイズが難しくてお金に換えるのが難しいなってやってて思うんだよ。

 

それに兼業農家って形が推奨されててそれで生きていくことが可能なのであれば別に農家として専業でする必要はないなって考えているね。

———農業Crewの畑で活動する3人

 

橋本

バランスとしてはメーカーの仕事と農業とどういった感じですか?


長野さん

収益として考えるとメーカーでの仕事のほうが多いんだけど、私はどちらも同じテンションで働いてるね。

 

もちろんどっちでも嫌だなとか苦手だなって仕事はあるけどそれ以外はどっちも同じくらい学びがあって、やりたいなって思えることで楽しんでるかな。

橋本

副業のメリットを教えてください


長野さん

副業をしていると両方の仕事から学びがあるから、片方の仕事で学んだことをもう片方で活かせたりしてその補完しあってる感じが私は心地いいかな。

 

それに、農業の仕事だけしてると世の中の流れとかわからなくなるんじゃないかと思うんだよね。どんなものがいいとか見せ方とか発信とか。でもメーカーで働いていろんな人と話して今どういう購買の流れがあるかとかとかマーケティングについて学べるから、それを農業で活かしたり補完しあえるのはいいね。

橋本

副業のデメリットは何か感じていますか?


長野さん

単純に忙しくなりますね(笑)いつも何かしらどちらかの用事がある感じ。でもそれが良しとできる人なら副業はすごいいいと思うね。

 

もちろんたまに「普通にキャンプいきてー」みたいな日はあるけどね 笑

———燕三条地域で活躍する同世代の仲間とのツーショット

 

橋本

最後に長野さんの副業に対する考えを教えてください。


長野さん

私の仲間で、結構えいって個人事業主になったり独立したりできる人がいるんですけど、私にはそれはできないからすごいなって思います。

 

でも、私はメンタルが弱いからお金がない状態でやりたいことだけがあってもって精神衛生的にしんどいと思うんですよね。

 

それに、こういう時代だし副業も推奨されていてノーリスクでやりたいことやれるのが一番じゃないかなと思うんですよ。

橋本

たしかにそうですね!その人にあった生きやすい方法を選べばいいとぼくも思います。


長野さん

あと、お金って大事だなって思うんです。

 

なんで大事だって思うかというと、お金があるとやりたいことにお金を回せるしそのやりたいことの精度も上げられる。

 

収入の一本柱があるとアウトプットの質が上がると思うから稼げるとこで稼げばいいなと思いますね。

インタビューを終えて

いかがだったでしょうか?

 

今回のインタビューで、長野さんの会社では農業は専業農家という形でその土地で昔からあったため推奨されているということでした。私自身も田舎で暮らしていて周りは兼業農家をされている方ばかりで副業は当たり前の世界です。

 

それは農業だけでなく、今では専業でモノづくりをされているような方も昔は兼業で副業としてやっていたという話をよく聞きますし、田舎のような自然に寄り添った生活をする場所ではやはり副業・または複業のスタイルが合うのではないかもしれませんね!

 

また、私自身が田舎で感じるのは「若者であれば当たり前のようことでも田舎ではスキルとして活躍することがある」ということです。その中でも長野さんの持つデザインやブランディング、マーケティング力は今後地方でさらに求められていくだろうなと感じています。

 

ですので、この記事を読んだる副業をしたいそこのあなたが感じてる当たり前なことも、もしかすると田舎で輝く時を待っているかもしれませんよ?

ーー内容は取材当時のものになりますーー

 

 

 

 



この記事を書いた人

新着記事